ヨガの主な種類一覧!違いを知って、自分に合うヨガを選べるようになろう

海でヨガをする女性

ヨガの種類はたくさんあり、聞き慣れない専門用語も多く、“〇〇ヨガ”と聞いてもいったいどんなヨガなのか想像ができないことも多いですよね。
ヨガには約5000年の歴史があり、長い時間の経過の中で時代を反映する様々な流派が生まれました。

流派の違いとは選択する道の違いであり、どの道もひとつの目的地に続いているので行先は一緒です。
自分に合ったヨガの道を選べるように、ヨガの種類とその違いをわかりやすく解説していきます。

ラージャヨガ(王のヨガ、瞑想のヨガ)

ラージャヨガ(王のヨガ、瞑想のヨガ)とは、瞑想を通して自己を探求していくヨガの道です。ラージャには“王の”という意味があります。

ラージャヨガの経典であるヨーガ・スートラには、「心の働きを止滅させることがヨーガである」と書かれています。
昔は今の社会のように多様な選択肢や複雑な人間関係がなく、心がとても静かだったからこそ、瞑想の状態に容易に入ることができたと考えられます。心の揺れに振り回されることなく、静かに坐って超集中状態に入ることで、真理を悟ることができました。

ヨーガ・スートラには「ひとつのことに想念を集中することで、想念したものに関するすべてを知ることができる」とも書かれています。
例えば古代の人は望遠鏡がないのに星の運行のことを知っていたり、世界に変化しないものは真我(魂)以外に何もないということを悟っていたりするのは、瞑想によって宇宙や自分自身についてのすべてを知ったからではないかと思われます。

ラージャヨガとは、瞑想を通して自分と世界を探求していくヨガの道です。

ジニャーナヨガ(知識のヨガ)

ジニャーナヨガ(知識のヨガ)とは、経典の研究や師の教えから自己を探究していくヨガの道です。ジニャーナには“知識”という意味があります。
このヨガは哲学的思索が好きな人に向いています。

ラージャヨガによって真理を悟った賢者たちは、誰に導いてもらうわけでもなく自身の瞑想を通して真理を悟りますが、それができる人はなかなかいません。ひとりで悟りに向かうのが難しい人は、出家して真理を悟った師と共に生活し、先生や経典から学び実践することでヨガを深めていきます。

このようにジニャーナヨガとは、知識を通して自分を探求していくヨガの道です。

カルマヨガ(行為のヨガ)とバクティヨガ(献身のヨガ)

カルマヨガ(行為のヨガ)とは、無私の心で見返りを求めずに行動するヨガの道です。
バクティヨガ(献身のヨガ)とは、行動から生まれる結果への執着を手放し、すべてを神に委ねて生きていくヨガの道です。
このヨガは献身的な気持ちを持つ人や、信仰心の深い人に向いています。

カルマヨガとバクティヨガは密接な繋がりがあります。
すべての行為を自分の富や評価のためではなく神に捧げるように行ない(カルマヨガ)、それが成功しても失敗しても「すべては神が決めたこと」だと、結果への執着を手放しすべてを受け入れる(バクティヨガ)ことで、エゴを小さくし曇った心をきれいな状態に戻していく実践です。

先に紹介したラージャヨガ、ジニャーナヨガを学び実践することができたのは、限られた上の階級の男性だけでした。昔はヨガとは万人ができるものではなかったのです。
しかしこのバクティヨガとカルマヨガは、出家して師につくというスタイルではなく、社会生活を送りながら実践できるヨガとして広く大衆に広まっていきました。

このようにカルマヨガ、バクティヨガとは、社会生活を営み自分に与えられた役割を全うしながら、その結果には執着せず委ねることによる、実践と離欲のヨガの道です。

ハタヨガ(力のヨガ)

ハタヨガ

ハタヨガ(力のヨガ)とは、ポーズと呼吸法を使いエネルギーを活性化させるヨガの道です。ハタには“力強い”という意味があります。
このヨガは体を動かすのが好きな人に向いていますし、瞑想や勉強に集中しにくいなど心のコントロールが難しい人も、ここから始めることが薦められています。

ハ=太陽、タ=月に象徴されるように、ハタヨガは“相反するもののバランスを取り調和を目指すこと”を目的としています。相反するもののバランスを取るために、どちらかに寄りすぎず真ん中を探していくのです。

地球に生きている私たちは、大前提として重力の影響を受け、下向きのベクトルに引っ張られて生きています。これと調和、バランスを取るには上向きの引き上げるエネルギーが必要です。ハタヨガはポーズと呼吸法を使って心身を活性化させ、力強く上向きに引き上げるエネルギーを作ります。

ポーズと呼吸法がメインのハタヨガには、たくさんのスタイルが生まれました。
現在も新しいスタイルが生まれ続けているためすべてを把握し紹介することはできませんが、ヨガスタジオで目にする主なスタイルと特徴を紹介していきます。

アイアンガーヨガ

写真のように、あらゆる道具を使い体をサポートしながら行なうのが特徴のヨガです。
創始者であるB.K.Sアイアンガー先生は子どもの頃から体が弱く、ヨガの練習をするためにはサポートが必要だったことからこの流派は始まりました。
余談ですが、アイアンガー先生はヨガの実践を通してとても健康になり、なんと95歳まで生きられました。

ブロック、ベルト、ブランケットがヨガの練習の基本的な道具ですが、アイアンガーヨガはさらに椅子や壁も使います。
専門スタジオにはロープのついた壁が設置されているところもあり、このロープに体を引っ張ってもらったり、ぶら下がったりしてポーズを深めます。

例えば写真のポーズは“ハラーサナ(鋤のポーズ)”といいますが、本来はつま先を床につけるポーズです。
しかしつま先を床につけるにはある程度の柔軟性と筋力が必要なので、無理なくこのポーズの恩恵が受けられるように足の下に椅子を置くことでサポートを作っています。
このように柔軟性や筋力に左右されずに、誰もがそれぞれの体に合った方法で正しく練習できるのがアイアンガーヨガです。

また、ひとつのポーズのキープ時間は長めで、体の隅々までしっかりと活性化させていくのも大きな特徴と言えます。

アシュタンガヨガ

アシュタンガヨガは、シュリ.K.パタビジョイス先生によって始められた流派です。
決まった順番でポーズを練習し、呼吸に合わせて動くのが特徴のヨガで、しばしば“動く瞑想”ともいわれます。
この動画は、パタビジョイス先生の実際の指導風景です。
ポーズの順番だけでなく、呼吸のタイミング、視線(ドリシュティ)も定められています。

練習スタイルには大きく分けて“マイソール”と“レッドクラス”があります。
マイソールとは、各個人が練習する空間の中で、先生がそれぞれに必要なアドバイスを要所要所で与えながら練習するスタイルです。先生がクラスをリードするのではなく、自主練習を見守ってもらい必要なアドバイスを貰います。
レッドクラスとは、先生のカウントに従ってみんなで一緒に練習する、動画のようなスタイルです。

最初はプライマリー・シリーズを練習していきますが、その先のセカンド、サードに進むタイミングは先生が各個人を見て判断してくれます。
ポーズの順番が決まっているので、次のポーズへの準備が整ったら新しいポーズを先生から貰います。
ひとつずつポーズをクリアしていく達成感もありますし、苦手に直面したときに諦めずに向き合う忍耐力も養われていきます。

パワーヨガ

アメリカで生まれた新しいスタイルのヨガで、エクササイズ的な要素の強いヨガです。
運動量が多く、筋力アップやダイエットを目的とする現代人のニーズに合わせて生まれました。

明確なパワーヨガの定義はないのでインストラクターによって捉え方はまちまちではありますが、動画で雰囲気を掴んでいただけると思います。

フローヨガ(ヴィンヤサヨガ)

呼吸に合わせて流れるように動いていくスタイルのヨガで、ヴィンヤサ、ヴィンヤサフローなどと呼ばれることもあります。
パワーヨガは力強くポーズをキープしながら進むのに対して、フローヨガはひとつのポーズにとどまる時間は短めですが、呼吸に合わせて連続してポーズをとっていきます。こちらも運動量は多めです。

パワーヨガ同様、フローヨガにも明確な定義がなく、インストラクターによってレッスン内容に違いがありますが、こちらも動画で雰囲気を掴んでいただけると思います。

陰ヨガ

ハタヨガとはポーズを使って心身を“活性化”していくヨガでしたが、さらに新しい流れとして心身を“鎮静化”しリラックスさせていくスタイルのヨガも生まれています。そのひとつが、陰ヨガです。

陰ヨガはひとつのポーズを3~10分ほど長くキープすることで、体の深部(筋肉だけでなく腱や靱帯などの組織も含む)をストレッチし解放していきます。ブロックやブランケット、ボルスターといわれる大きなクッション、壁などの道具を使い、ポーズをひとりひとりの骨格に合わせて練習します。

例えば写真は“シューレースのポーズ(靴ひものポーズ)”ですが、お尻の下にブランケットを敷くことで股関節への刺激を軽減しています。
骨格や体の状態によって、このブランケットは必要ない人もいるし、もう一枚ブランケットが必要な人もいます。
ポーズが快適でないと長時間キープすることができません。インストラクターが色々な選択肢をガイドしてくれますので、自分に合った形を探しながら練習しましょう。

リストラティブヨガ

リストラティブヨガは“積極的な休養のヨガ”といわれ、陰ヨガ同様、心身を鎮静化させていくスタイルのヨガです。

陰ヨガは体の深部をストレッチしながら解放していきますが、リストラティブヨガは体をストレッチさせることなく、道具に身をゆだねて完全にリラックスする練習です。5~15分ほど長くポーズをキープします。
自分がもっとも心地が良いように道具に十分サポートしてもらいながら、“ゆだねる”とか“頼る”という感覚を思い出していきます。

日常的に頑張りすぎていると力の抜き方や体のゆだね方を忘れてしまっていて、なかなか力みが取れませんが、ゆったりとしたガイドと静けさの中に身を置いていると、少しずつほどけてくるのが感じられます。焦らずゆっくり、リラックスしてみてください。

ヨガニドラー

ヨガニドラーは“究極のリラクゼーションヨガ”と呼ばれ、心身を鎮静化させていくスタイルのヨガです。
仰向けのシャバーサナのポーズで呼吸を整え、ボディスキャンやイメージ瞑想を通して、眠りと覚醒の狭間で潜在意識にアプローチしていきます。

インストラクターのゆったりとした言葉のガイドに導かれて、体はおやすみしているけど意識は覚醒した状態へと入っていきますが、眠ってしまうとただの“睡眠”になってしまいます。ぜひ眠りと覚醒の狭間のふわふわとした感覚を味わいながら、深いリラクゼーションを体験してみてください。

自分に合ったヨガを選ぼう

現代のヨガスタジオで行われているのは、ほとんどがポーズと呼吸法を中心とした“ハタヨガ”だと思います。そのハタヨガの中には、解説した以外にもたくさんのスタイルがあります。

疲れている日には心身を鎮静化させるスタイルのヨガを選び、何かを変えたいときは心身を活性化させるスタイルのヨガを選ぶなど、その時々の自分に合った練習をするほうが向いている人もいるし、特定の先生についてひとつのスタイルを練習し続けるほうが向いている人もいます。
刻一刻と変わる自分の状態に合わせて選ぶこともできるし、根本の自分の性質に合わせて選ぶこともできます。

最初にお伝えしたように、どのヨガの道も同じ目的地に繋がっています。
自分に合った道を選びながら、あなたオリジナルのヨガライフを楽しんでください。

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