ヨガにはダイエット効果なし?取り組みの“質”によって変化する恩恵

ヨガのインストラクターをしていると、「ヨガをすると痩せますか?」という質問をよくいただきます。この質問にYESかNOで答えるのはとても難しく、「人による」というのが正直なところです。

なぜかというと、ヨガは心身をもっともよいバランスに導いていくものなので、今健康的な状態よりも太っている人は痩せるし、今痩せていて弱い人は筋肉がついて丈夫になります。自分の「今」の状態をしっかりと観察して、足りないところは補い、過剰なところは削ぎ落すように取り組むことで全体が整っていきます。

この記事ではヨガがもたらす体の変化と、ダイエットの関係について説明してきます。

ヨガの身体的な効果と、ダイエットのつながり

ヨガを実践することによって受け取れる体への効果と、その効果がダイエットとどのような関連があるのかを見ていきましょう。

ヨガは一回やればすぐに目に見える効果が表れるものではなく、少しずつの変化の積み重ねによって、気づけば大きな変化に繋がるものです。ここで紹介している効果は短期的に得られるものではなく、ある程度長期的に行なうことで得られるものなので“継続すること”は非常に大切なポイントとなります。

心肺機能アップ

腹横筋を使って息を吐く女性

ヨガは有酸素運動です。有酸素運動は深い呼吸をある程度の時間続けていくので、心肺機能が高まります。心肺機能が高まることで深い呼吸ができるようになり、この深く息を吐ききるときに腹部のインナーマッスルである腹横筋が刺激されるため、ぽっこりおなかの解消につながります。

“ロングブレスダイエット”をご存じの方はイメージしやすいと思いますが、正しい姿勢で深く息を吐くことで、自然のコルセットと言われるおなかの周りのインナーマッスルが刺激されて締まってきます

柔軟性が高まり、代謝アップ

ヨガは全身の関節をしっかりと動かし、体を伸ばし最大可動域を広げ、柔軟性を養っていきます。関節を動きは筋肉の伸縮によって作られ、体を動かすことによって血行が良くなり全身のめぐりが改善されます。つまり体が硬いと、めぐりが悪くなってしまうのです。

めぐりが良いというのは、具体的には血管とリンパ管という全身にくまなく張り巡らされている血液や体液の通り道の流れが良くなるということ。老廃物はリンパ管を通ってリンパ節に着き、ここで老廃物を濾してキレイにしてリンパ管にリンパ液を戻します。

つまり代謝がアップすると、老廃物をきちんと流して体内をキレイにすることができます。代謝が落ちると何でも体の中に“ため込む”傾向が強くなりますが、代謝が良いと“排出する”ことができるので、痩せやすい体になります

筋力アップ

バーベル

ヨガには、立位のポーズ、手をつくポーズがたくさんあります。どのポーズも“土台”といわれる床との接地面から上に向かって整えていきますが、この“土台”をヨガではとても大切にします。その結果、立位のポーズでは下半身が、手をつくポーズでは上半身も筋力が強化されます。

筋力を発揮するにはエネルギーが必要なので、筋量が多ければ動くときに消費するエネルギーも多くなります。つまり運動をして筋肉を使っているときにはもちろんエネルギーの消費量がアップするし、特に運動をしていないときも筋量の多い人の方が基礎代謝が高く痩せやすいといえます。

ヨガの精神的な効果と、ダイエットのつながり

ヨガの実践によって受け取れる効果は、身体面だけではありません。ここでは精神面の効果とダイエットの関連も見ていきましょう。

自分をコントロールできるようになる

ヨガの練習の基本は、自分を観察することです。

手を上げるなどの単純な動きであっても、何となく手を上げるのではなく意識的に行ない、「本当にまっすぐになっているか」、「関節に無理な負荷がかかっていないか」、「どの筋肉が働いているか」など、細かく観察し調整していきます。このような取り組みを続けていると、自分のことを客観的に見るのがだんだん上手になっていきます。

この技術を身につけると、体だけでなく自分の食欲などの心や欲望も少しずつコントロールできるようになっていきます。たとえば目の前に美味しそうなものがあったら、おなかが空いていなくても反射的に「食べたい!」と思いますよね。これは自分の知性を使って“判断”したものではなく、反射的にしてしまう“反応”です。

しかし自分を客観的に見ることができると、「今、本当におなか空いている?」とか、「自分にとってこれは必要?」と問いかけ、一呼吸おいて“判断”することができるのです。この力はダイエットに取り組むとき、自分をコントロールするのにとても役に立つでしょう。

アパリグラハ=貪らない

食事を独り占めする女性

ヨガの精神面の教えの中に“アパリグラハ”というものがあります。日本語に訳すと、不貪(ふとん)=むさぼらないという意味で、文字通り必要以上を持たない、人のものまで欲しがらないということです。

私たちは飽食の時代に生きていて、たくさん買いすぎたり作り過ぎて食べ物を廃棄してしまったり、空腹は満たされているのに「もっとたくさん」と欲しがることが日常的に起こります。また、シンプルな食事でも健康は維持できるのに「もっと美味しいもの、新しいものを」という際限のない欲望に振り回されたりもしますよね。

アパリグラハを日常の中でも意識できるようになってくると、自分に必要な分だけをいただくのが当たり前になってきます。世界には飢餓で苦しんでいる地域があったり、明日食べるものに困っている人もいるのです。そういう人に本来回るべきものまでむさぼらないという意識が自然と育まれていくと、食べ過ぎることがなくなりダイエットにも役立つのではないでしょうか。

ヨガはダイエットに役立つ効果の宝庫!

モノの詰まった箱

ここまで見てきたように、ヨガから得られる身体的、精神的な効果にはダイエットに役立つものがたくさんあります。これをどのように使うかは、あなた次第です。

そもそもヨガとは、バランスを整えるためのツールです。ある人にとってはダイエットになるし、ある人にとっては筋力強化に、ある人にとっては柔軟性アップに…などとその人がよりよいバランスになるようにアプローチできるもの。

しかし気をつけなければいけないのは、正しく自分を見極めて練習しないと、自分の過剰な部分を強化するだけのものになる可能性があるということ。たとえば柔軟性の高い人は、柔軟性が必要なポーズばかり練習して、筋力をつけて体を安定させる練習を怠ったり、もともと筋力のある人は力強いポーズを極めてよりムキムキになり、柔軟性が必要なポーズも体をこわばらせてやるので全然深まっていかなかったり…ということです。

得意なこと、気持ちがいいこと“ばかり”をやるのではなく、よく自分を観察して、自分に必要な部分にアプローチして練習することで、ダイエット効果をはじめ、ヨガからはその人に必要な様々な効果が得られます。自分にどんなアプローチが必要なのかは自分ではよくわからないことも多いので、最初は我流でやるよりも習いにいくのがオススメです。

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