オンラインヨガを効果的に受講するためには、カメラを置く位置はとても重要なポイントです。
YouTubeなどで動画を見る場合は、自分が画面を見やすいように置けばいいのですが、オンラインヨガを受講してインストラクターからアドバイスをもらう場合は、自分をどうカメラに映すかも重要なポイントになります。
インストラクターは、オンラインレッスンでどこを見ているのか?どこが映るようにすればアドバイスをもらいやすいのか?そんなインストラクターの視点から、カメラのベストポジションを解説していきます。
この記事の目次
カメラとマットの向き
まずはどの向きにカメラをセットするかですが、これはマットの長辺とカメラが平行になるように置きましょう。マットの短辺とカメラが平行になるように置いてやってみたこともありますが、写真のように長辺とカメラが平行なスタイルの方が、圧倒的にクラスの質が上がります。
なぜかというと、カメラを写真のように置くことで、インストラクターがあなたを圧倒的に見やすくなるからです。ヨガのポーズには、マットを縦に使うものと横に使うものがあります。インストラクターは本来、ポーズを前からも横からも見た上で指導するのですが、オンラインレッスンはどうしてもひとつの方向からしか生徒さんを見ることができません。写真のようにカメラをセットしてもらうと、工夫を盛り込むことでかなり指導の幅が広がる実感がありますので、ぜひこの向きを“基本”として覚えておいてください。
カメラに映す範囲
全身をカメラに映したいけど、お部屋の広さによっては画面に収まらないこともありますよね。そんなときは、この2つのポイントを覚えておいてください。
- 座ったときに、お尻から頭までが画面におさまる
- 立ったときに、足から首までが画面におさまる
座っているときには頭からお尻まで映っていたのに、立ちポーズに入ると上半身が切れてしまうため、カメラの向きを変えて膝~頭までを映してくださる方が結構多いのですが、実はインストラクターとしてはポーズの土台となる足は必ず見たいポイントなので、上半身が切れても足元は映しておいて欲しいです。安全に配慮する上でも、ポーズに安定感をもたらす上でも足はとても重要なので、カメラにおさまっているかチェックしてくださいね。
カメラに映る範囲を広げたいときは「広角レンズ」
カメラとマットの距離が近く、立ったときに下半身しか映らないような場合は、広角レンズを使うことを検討しましょう。写真のように、カメラのレンズにクリップのように挟むものなら簡単に着脱でき、パソコンのカメラにもスマートフォンのカメラにも取り付け可能です。「広角レンズ クリップ」などで検索すると、たくさんの種類が出てきます。オンラインヨガを受講するだけなら、そこまでレンズの性能にこだわらなくても問題ないでしょう。
カメラとマットの距離を変えずに、広角レンズを使ったとき、使わなかったとき、それぞれの実際に映る範囲はこのくらい違いがあります。
カメラを置く高さ
カメラは床に直置きでも、テーブルなどの上に置いてもどちらでも構いません。床に置いた場合はカメラを上方に傾けて画角を調整し、テーブルなど台の上に置いた場合はカメラを下方に傾けて画角を調整します。
床に置く場合、カメラの向きをやや上方に傾けることで、マットの上に立ったときに顔のあたりまで入りやすくなります。
テーブルなど台の上に置く場合、台が高くなればなるほどカメラを下方に傾けて足元を映す必要が出てきます。
スマートフォンで受講するときは「スマホスタンド」
スマートフォンでオンラインヨガを受講する場合、スマホは固定しておくには不安定なので、スマホスタンドで固定するとよりレッスンに集中できるでしょう。スマホスタンドは100円ショップなどにも売っていますので探してみてください。また、スマホのカメラは下方に傾けることができないので床置きがおすすめです。
カメラと窓の向き
窓と向かい合わせにカメラを置くと逆光で、インストラクターから見た自分の姿は真っ黒なシルエットになってしまいます。部屋の配置的に逆光になる向きしかセッティングが難しい場合は、カーテンを閉めましょう。スペースがある場合は、マットの向きを変えてカメラと窓が向かい合わせにならないように工夫してみてください。
シルエットしか見えないと、インストラクターは足や膝の向き、ポーズ中の表情や呼吸のペースをなどの情報が画面から得られません。生徒さんがどういう状況なのかわからないと適切なアドバイスができなくなってしまうので、逆光にならない向きを工夫するか、カーテンを閉めて対策してください。
オンラインヨガは、自分をどうカメラに映すかが重要!
ここまで見てきたように、オンラインヨガを受講するときは、自分が画面を見やすいことよりも、自分をどうカメラに映すかが非常に大切なポイントです。さらに、オンラインヨガに慣れてくると画面を見なくても音声の誘導だけでポーズをとれるようになります。すると自分が画面を見ることがほとんどなくなるので、どう映っているかの方が圧倒的に重要になってきます。どう映すかによって、もらえるアドバイスの質が変わるのです。
オンラインヨガにも様々な形態があり、数十名以上が参加するようなタイプだと画面に映る生徒さんが小さすぎて個別にアドバイスはできないので、このようなタイプのクラスではカメラの位置はほぼ問題にならないと思います。
オンラインヨガでもインストラクターからしっかりとアドバイスをもらいたい人は、少人数制のクラスで、カメラをオンにすることを推奨しているレッスンを選ぶといいでしょう。カメラを正しくセットし、適切なレッスンを選択することで、スタジオで受講しているのと変わらない質のレッスンを受けることができます。ぜひインストラクターからたくさんアドバイスをもらって、おうちヨガの質を上げてくださいね。
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